ドラマ「わたし、定時で帰ります。」第1話を観て
34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。
昨日、新ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の第1話を観た。
現代の労働環境問題に焦点を当てたような、僕がすぐに食いついてしまう題名のドラマ。
個性派女優の吉高由里子さん主演。
原作が朱野帰子さんによる小説らしい。
まず、凄くザックリ感想を述べると、個人的には同調できた事もあり、話の中に気持ちが入ルため、良いドラマだったと思う。
主演の吉高由里子さん演じる東山は就業時間ギリギリに出社し、効率良く無難に業務をこなし、周りが残業していても無駄に手伝ったりせず、定時に帰る。
そこからハッピーアワータイムに間に合うように行きつけの中華料理店に行き、ビール片手に自由な時間を過ごす。有給を上手に取得し、休日も自分にとって有意義な時間の使い方をする。
まさしく僕が思い描いている像じゃないか。もっと突き詰めると「会社に出社しない」というのが僕の1番のライフスタイルではあるが。
まあ今はそれはさておき、悪びれずに定時に帰る東山の姿がとにかく気持ちいい。
これから何度か出てくる言葉かもしれないが、仕事のために、会社のために行きているわけではない。
適度でいい。自分の自由な時間が本当に好きな事をやっている仕事ならば話は別だが、基本は適度に働き、しっかり自由な時間を過ごす。これしかない。
よく勘違いした人間は「昔はこーであーで・・・」と話をする人がいるが、自分の価値観や過去の社会の話を押し付けられても困る。昔と今を一緒にしないでほしい。
このドラマでも年上の先輩が入社したばかりの部下にグチャグチャ説教するシーンがあり、若い部下が先輩に「何言ってんだ」風な事をかましていた。
「あーこれこれ!」
と思い、スカッとした。
日本には「働く事が偉い」みたいな風習があるため、「忙しく働く事はカッコイイ」のと間違っている方々が大勢いらっしゃる。実際に僕もそういう方々を見てきた。実際に働いて社会貢献するのは良い事だとは思うが無駄に時間を縛り付けるのは違うと思う。
そんな中、僕は運よく「しっかり休日は好きな事しろ」とか「用が終わったらサッサと帰れ」というような素晴らしい先輩や上司とも働かせていただいた事があるのも事実だ。
もちろん人々の生活を豊かにするため新たな事に挑戦するのは大切だが、そのために無駄な残業を強要したり、有給を取りにくい雰囲気を作ったりするのは違うと思う。
ドラマ中でも「年間有給5日取得必須、破れば会社は1人につき30万円罰金」という言葉も東山が発していた。
ドラマにする事によってこれからの働き方、現代の時間の使い方など、わかりやすく噛み砕いてもらえると思うので、この機会に働き方改革を本格的に浸透していただきと思った。
最後になるが、大した事もしてなく実績のない僕が、色々偉そうな事を書いてしまった事をお許しいただきたい。