母への誕生日プレゼント
34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。
今週のお題「母の日」
今月は母の日がある。と同時に僕の母の誕生日がある。
僕は名古屋在住で母は他県に住んでいるので、いつからか誕生日プレゼントを送るようになった。
ここ数年はプリザードフラワーと何か一つを送っていた。
そう言えば数年前に花を買う際に店員さんにアホな質問をしたことがある。
生の花を指して、
「これって枯れますか?」
アホか。
そりゃ枯れるわ。
自分で聞いといて思った。
言葉が足りなかった。
「どのくらいで枯れますか」
と聞きたかったのである。
店員さんもアホなこと聞いてくるヤツがいるもんだなと思ったに違いない。
話は戻る。
先日実家に帰った時に思ったが毎年送っているせいでプリザードフラワーだらけになっていた。
こりゃー今年もプリザードフラワーにしてしまうのはちょっとマズイかと思い、他の物にする事にした。
さあ何にしよう・・・。
忘れていた。
僕は相手の気持ち、心が読めないアホだった事を。
自分の買い物をするスピードは恐ろしく早いくせに、いざ誰かにプレゼントとなるとビックリするぐらい悩む。
当然ながら要らない物をあげても、もらった方は困るからだ。
かと言って何が欲しいか聞くのもプレゼントとしてどうかと思う人間なのでタチが悪い。
これは僕の個人的な考えだが、プレゼントは相手の欲しい物を考えてこそだから、何が欲しいか聞いてしまってはプレゼントとしての価値が下がる気がする。
そして、ネットでも色々調べたが、案の定今日メチャクチャ悩んだ。
しかも今日買って明日送らないと間に合わない。
薄々何を買えば良いのか迷う事はわかってはいたが、なんとかなるだろって事で今日を迎えてしまった。
まずはTシャツを買いによく買い物をするショップへ。
ここは顔見知りの店員さんもいて、割とすんなり決まった。
自分の買い物の時はほとんど相談もせず買うくせにこういう時はとてもありがたい。
逆に接客がいがない客でもある気がするが。
そしてもう一点。
このもう一点が悩んだ、お店を何度も行き来してさぞ変な客だったであろう。
実はエプロンにしようとぼんやり頭に浮かんでいたが、ここで僕のセコい部分が出てくる。
ネットと店頭では倍ぐらい価格が違うじゃないか。
セコい。
なんてセコいんだ。
プレゼントにいくら使うのがイヤとかではない。
同じ商品が倍近く違うのはなんか違う気がして、なかなか踏み出せず、来年にしようって考えになってしまった。
ここから長考。
電話をとり他の人にも相談した。
お店を3店舗回ってなかなか決まらない。
どうしよう。
そこで閉店時間が近づいてきた時。
パッと目に入ってきた。
エコバッグ。
ピンときた。
これしかない!
そこから買うまでは時間はかからなかった。
いや、決まってよかった。
買い終わった後の安心度はすごかった。
しかし誰かにプレゼントをあげるというのは疲れるもんだ。
常々思うが、相手の気持ちや考えていることがパッと読める人が裏ましいと再確認させられた一日だった。
さあ一筆添えて箱に詰めて送りましょうか。