現代学生の公開告白
34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。
ここ最近中高生の中で流行っている公開告白。
僕が学生の頃はあまり一般化されていなく、された事はもちろん、したこともない。
僕の世代で言うとV6が出演していた番組の1コーナー「未成年の主張」みたいなものなのだろうか。
現代の学生達はそんな20年も前の番組知るはずもない。
おそらくSNSが一般化されたこの時代が生んだものだろうと思う。
みんなの前で告白というスリリングな行動をし、それをSNSにアップする。
学校中は騒ぎ立て、いいねの嵐なのだろうか。
今の学生達は僕が学生の頃と比較すると何から何まで違うのだろう。
年齢は戻らないから絶対に経験できないが、興味津々になってしまう。
いや、絶対に経験できないからこそ興味が沸くのだろう。
未熟で、心は子供のままの僕はそんな公開告白を見るとドキドキしてしまう。
自分もやってみたかったな・・・
公開告白をして成功した日には完全なる勝者の気分なのだろう。
もし断られてもネタになるじゃないか。
やってみたい・・・
いや、待てよ。
もし学生に戻って公開告白をし、断られてもネタにできる精神力はあるのだろうか。
よく考えるとその自信がない。
まあそこは周り次第で、男の場合は茶化してネタにするような気もするが。
そんな公開告白、この時期は体育祭が行われるため、シーズンなのである。
それもあり、しばしばメディアでも取り上げられているのを見るがやはり盛り上がっている。
そしてその動画を見ると大体いけてるヤツが告白しているケースが多い。
「オタクも市民権を持てる時代になった」
という意見もあるが、やはりオタクはオタクだ。
結局スクールカーストみたいなのはなくなるはずもなく、いけてるヤツが脚光を浴びる。
前述にもあるが、スマホ、SNSの普及により、学校の雰囲気や流行りは変わるかもしれないが、基本的な事は大きく変わらない。
そのマイナーチェンジした現代の学生に興味をもつ34歳・・・
果たして僕に明るい未来はあるのだろうか。
ある訳がない。