可愛いは正義なのか?
34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。
前回「こういったネタはしばらく封印する」といったような事を書いた。
しかしながら、また似たようなネタになってしまう事が少し悔しいと思いながら今日も書いてしまう。
別に欲求不満とかではないが、なぜか外に出るとイチイチドキドキしてしまう。
くどいようだが、中二病、もしくはピーターパン症候群というのは我ながら感じている。
ビデオテープを巻き戻して再生するような毎日。
そのため、ちょっと外に出ると自分の中でネタになるという悲しい現実は認めよう。
今日は前職の時のお客さんと食事に行った。
あ、わかっているとは思うが女性ではない。
僕の親父と同年代の気のいい方だ。
そりゃそうだ。
僕みたいな人間を食事に誘ってくれるから。
ただ話を聞いてほしいだけかもしれない、明確な理由はわからないが、こういった利害関係のない人付き合いが僕の理想。
場所はパルコ。
パルコで食事をするなんていつぶりだろう。
仕事が終わり、直行、待ち合わせ場所で待つ。
またここで辺りを見回す。
さすがはパルコ。
若者ばかりではないか。
通行人からおそらくお店のスタッフ、建物内の目に付く人がほとんど僕より若い。
ああ・・・。
そう思いながら10分程待っていると合流。
トンカツ屋に入り、おしぼりとお茶を持ってきてくれたタイミングで注文。
待っていると、隣の席に1人で来ているお世辞でも可愛いとは言えない女の子の方から音が聞こえる。
うるさい・・・。
イヤホンしてくれよ。
こんな事で気にする自分の小ささに少し凹む。
ちっちゃいよなあ。
人が話をする音より少し大きいぐらいなのに、なぜあんなに耳障りなんだろうか。
やはり携帯から流れる電子音が耳障りに感じるのだろうか。
でもまあ僕以外の周りは気にならないならいいやと思い、そのままスルー。
それから1時間半ぐらいかな。
食事、談笑した頃、
「コーヒー飲みたくない?」と言われ、場所を移動。
こういったシーンはたまにある。
食事後にコーヒーを飲む習慣がない僕は少し不思議な気持ちになる。
イヤとかめんどくさいではなく、不思議な気持ち。
トンカツ屋を退店し、どこに行こうかとパルコのレストラン街を少し歩く。
探し始めて15秒程度でやたらオシャレな空間が。
スタバがあるじゃないか。
コーヒー目的(カフェ目的!?)だったため、迷う事なく入店。
相変わらず店を決めるのは早い。
普段行かないのもあり、横文字がたくさんあるため、珍しくメニューに少し戸惑う。
とりあえずミルクが入っているラテ系を注文。
ドリンクを持ち、近くのテーブルに腰をかける。
入店から座るまで辺りは若い女の子ばかりじゃないか。
少し恥ずかしい気持ちと、嬉しい気持ちが交錯。
完全にオッさんじゃないか。
ちくしょう。
しかしそう思ったのは事実。
座ってまた談笑が始まり、すぐに僕の目に留まった。
斜め前5m辺りに座っていた2人組みの女の子。
僕の位置から顔が見える子がまた可愛かった。
色白でやや長めの黒髪、ワンピースを着た、年齢はおそらく二十歳前後かな。
着ている服、雰囲気が「THE女の子」。
絶世の美人というより、純でただただ可愛い。
話をしながらどうしても気になる。
いや、ちょっと待て。
僕は何歳だ。
下手すりゃひと回り以上年下じゃないか!
客観的に見て気持ち悪いしアホだと思うが、自分の気持ちに嘘はつけない。
ワンパターンになり、面白みも何もないがもちろん声をかけることもできない。
この
「結局何もできない」
というのをここに書くのは我ながら飽きてきたし、これでも実は悔しい。
このブログに
「思い切って声をかけてみた」
と書けるように、そのために、いや、それを口実に声かけてやろうとも最近思い始めてきた。
が、
「次回チャンスがあったら声をかけさせていただく」
とは書けない。
口だけはイヤだからだ。
下手でダメなヤツだが有言実行はしたい。
言い切れないというのは自信がないという事。
ヘタレだ。
いや、しかし可愛かったな。
話もしてないのに、パッと見の雰囲気だけで引き込まれる。
やはり、
可愛いは正義だ。
綺麗事は言ってられない。
いい人ぶってられない。
世の中ムゴい。
可愛いだけで人が集まる。
可愛いだけでSNSを更新すると「いいね!」が集まる。
どういった心境なのだろう。
人によるとも思うが、その辺の心境も気になる点だ。
どう考えても、
可愛いは正義だ。
しかしなぜ僕の人生とあの子はクロスしないんだ。
これじゃあ蛇の生殺しじゃないか。
見ていいなって思うだけでそれ以上接点が生まれない。
どんなイケたヤツが今日見たような可愛い女の子の心を掴むのだろう。
ちくしょう。
僕には知るはずもない。
ん?
そりゃそうだ?
おっしゃる通り。
皆まで言わせるな。
このブログから察するに僕とクロスするはずなんてない。
とりあえず、
可愛いは正義だ。