コスパ抜群グルメにお酒〜名古屋→東京遠征1日目〜
34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。
待ちに待った、7月13日土曜日からの3連休。
高校、大学と一緒だった東京在住の友人宅に遊びに行く予定!
・・・にも関わらず直前に体調を崩し、どうしようもない34歳。
しかし!
風邪をひこうが骨が折れようが僕には「予定キャンセル」だけは全く考えがなかった。
「なんとかなる」
この楽観的な性格がそうさせたのだろう。
移してしまったら申し訳ないが、予定が近くに連れてワクワクしてくる気持ちで電話をかけてくれる友人。
遊ぶ予定をなくすなんてありえない。
そんなこんなで少し出発が遅れたが、土曜日の昼に名古屋を出発した。
友人宅は東京都江東区。
待ち合わせは東陽町。
コンディション不良と久しぶりの東京で少し不安があったが、今やスマホという最強のアイテムがある。
なんなく待ち合わせ場所へ。
友人宅に荷物を置き、まずはビールで乾杯。
もちろんアサヒスーパードライ。
僕が遊びに来るということで友人が用意してくれていたのだ。
前日お酒を抜いていたこともあり、コンディション不良でもビールはやはりうまかった。
ビールを二杯飲んだ後、いざ夕食へ。
この日に遊ぶ事が決まった時から
「何食べたい?」
と聞かれていたので、迷う事なく
「肉と魚」
と答えていた。
そのため、初日にまずは寿司!
舞台は日本橋。
少し迷ったが、無事現地に到着。
そう、ここ。
中は狭く、土地代が高い東京らしい感じがする。
食べログ3.70なんて名古屋ではなかなかなく、金額ももっともっと張るだろう。
この日はなんと6000円のおまかせコースに2000円の飲み放題で1人総額8000円。
いい年してオッさん2人が高級店に行くのではなく、コスパの良さそうなお店をチョイスするあたりがやはりセコい。
僕がお金をもっていないのだから仕方ない。
写真も撮影したが、内容がマチマチで、張っている食べログのページをのぞいていただけば良いかと思うため、ほぼほぼ割愛させていただく。
中に入ると明らかに寿司屋の怖そうな大将風(実際にボスなのだが)のおっちゃんがカウンター内にドスンと構え、その脇に割と若めのお姉さん、ドリンクを運ぶ見習い兄ちゃんが忙しそうに動き回っている。
さすがは食べログ3.70の寿司屋、店内の活気がすごい。
僕らはワクワクしながら着席し、ファーストドリンクをオーダー。
もちろんビール。
その間手始めといったところか、しじみの出汁が僕らのテーブルに運ばれてくる。
うまい。
一貫目、もちろん白身が出てくる。
シャリは赤酢のシャリだったな。
カウンター内のお姉さんが
「プリップリのヒラメです!」
といった勢い良い言葉と一緒に僕らの前へ出してくれた。
うまい。
本当にプリプリ。
白身はやはりこのプリプリ感がたまらない。
それからアワビやカツオ、シマアジなど結構な品数が出てきたが、どれもうまい。
細かい説明は不要かと思われるので、一品一品の細かい内容も割愛させていただく。
その中でも印象に残った何品かご紹介させていただく。
いくら。
写真をご覧の通り、いくらが溢れている。
炙りトロ。
その名の通り、口の中でとろけた。
ほぼほぼ最後に登場、穴子。
これもまたトロトロだった。
セオリー通り、先発のコリコリプリプリネタから終盤にかけての脂ののったトロトロネタへの移行は本当にスムーズだった。
そして、
最強のクローザー、しじみ汁の登場。
安心する味わい。
この後、口直しのぶどうをふた粒いただきフィニッシュ。
いや、なんとも満足させていただいた2時間だった。
食べ物がうまいとお酒も進み、ビールから日本酒へ移行したが、なかなかのピッチで飲んだ覚えがある。
食べ終わった後に感じたが、これで1人8000円とはコスパが良すぎる。
セコい考えの僕と友人は幸福感、お得感に包まれていた。
そして、何よりこんなコスパ抜群店の予約が数日前によく取れたものだ。
しかも土曜の夜。
友人に聞いたが、たまたま2人だけ空きがあったらしい。
相変わらずの強運。
逆に運しかないのだが。
この運が尽きた時が僕の人生の本当の詰みだろう。
いつ尽きるかわからない運にすがる悲しい34歳。
その後、タクシーで移動。
舞台は門前仲町へ。
友人がボトルキープしているスナックがいっぱいだったため、他の店を探すことに。
フラフラ歩いていると、30分1000円という破格のナースバーも勧誘を受ける。
看護師の格好そした女の子が話相手をしてくれるガールズバー。
安い!
ここで友人が呟く。
「女の子には絶対飲ませずにとりあえず時間を潰そう」
セコい・・・。
34歳のオッさんが飲み屋に行って女の子に意地でも飲ませない。
お客さんが少なかったこともあり、僕らの席には2人女の子がついた。
お決まりの友人ボケ、僕ツッコミのいつものノリで30分経過。
レモンサワーを自分達だけ二杯づつ飲み、予定通り退店。
「女の子には絶対飲ませない」
の決意はぶれなかった。
ここでまたお得感を感じていい気分になるセコい34歳2人。
いや、しかしここも安かった。
それからボトルキープのある店に戻り、焼酎水割りとカラオケでハジけた。
元関取(現在進行形?)とおばあちゃんとうタッグの店ということもあり、周りの年齢層も高く、みんなで一体となる感じだった。
1時間ちょいだろうか。
テッペン回る前に帰宅する事に。
まあまあ酔っ払っているにも関わらず、そこは当然庶民。
地下鉄に乗って帰る事に。
帰宅途中一服をかましたが、友人宅マンションの広い敷地内にあった、雰囲気抜群の喫煙所を紹介させていただく。
タバコと灰皿とこういった寂れた場所はいつの時代になっても絵になる。
この後無事帰宅し、帰って日本酒を飲みながら2時間ほど話し込み2時前に就寝、初日終了。
風邪をひいたことを忘れるぐらい充実した1日だった。