コスパ抜群グルメにお酒〜名古屋→東京遠征最終日〜
34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。
7月13日からの3連休、東京在住の友人宅に遊びに行き、さあ最終日の3日目。
・・・の前に2日目の夜途中から。
コンディション不良の中、2日目の夜も数杯お酒を飲み、友人宅に帰宅。
帰宅してからもビールやハイボールをチョビチョビ飲んだ。
レトルトカレーとイカそうめんをつまみにしながらといったところが、しょっ中一緒に遊んでいた10年以上前と変わらない。
飲んでいる最中友人が、
「これしよう!」
と言い出したのだ。
その中でまずこのタイトルを始めた。
30代ならば多くの人が通った道だろう。
くにおとりきが近隣学校の猛者たちをやっつけていくといった単純明快なゲーム。
オッさん2人が連休中に8ビットのこのゲームでワイワイしている姿はさぞかしコッケイだったろう。
しかも1番簡単な「やさしい」モードで。
もちろん割と簡単に全クリ。
「全クリ」
最近はあまり聞かない言葉だが、小さい頃ゲームを全面クリアする事を
「全クリ」
と言っていた事も思い出した。
この後、ダウンタウン熱血行進曲をした。
そう、くにおくんの大運動会。
懐かしい。
私ごとだが、小さい頃誕生日プレゼントで買ってもらったのを覚えている。
そのため、僕はやり込んでいたので圧倒的勝利することが多かった。
何歳になってもゲームで勝つのは嬉しい。
ゲームにも疲れ、テッペン回って1時、2時ぐらいから社会人になってからのヤラカシタ話などに盛り上がり、気がつけば朝方になっていた。
寝たのはなんと6時。
途中でお酒も途切れ、気分は完全にお泊まり会モードだった。
男は何歳になっても心は子供のままなのだろうか。
ああでもないこうでもないと話しながら時が過ぎるのが早かった気がする。
最終日なので、
今日こそは!
という勢いで10時前に起床。
シャワーを浴び、いざ出陣。
今回の遠征で何度目だろうか、亀戸へ向かうためバスへ乗車。
さあホルモン青木!
昼間に亀戸ホルモンは準備中なので実質1位といったところか。
11時30分前に到着。
もちろん待っているお客さんはいたが、開店と同時に着席できそうだったので並ぶことにした。
友人の話によると、昔はこんな行列はなかったらしいが、口コミが人を呼んでこんな人気店になったらしい。
友人が待っている間の必須アイテムを買いに走ってくれた。
明るい中飲むビールはやはりうまい。
待つこと30分。
無事入店、着席。
乾杯後、もやしをつつきながら肉を待つ。
このもやしがまたうまかった。
ビールのアテにバッチリだ。
それから肉が登場。
ハツ。
臭みがなく、しっかりとした食感。
期待通りの味。
ビールの次のドリンクも注文。
ん?
ジョッキの淵に何か付いている。
塩じゃないか!
ソルティーレモンサワー。
友人の話に夜とこの辺のレモンサワーはこういった状態で出されることが多いらしい。
そう言えば最初に紹介したもやしもお決まりの味らしい。
名古屋から遠征にきた田舎もんの僕にはどれをとっても新鮮。
内臓系をバクバク食し、頃合いを見計らいこちらを注文。
ごはん。
お肉の友。
焼肉といえばビールやサワーはつきもんだが、やはり体がコイツを欲してしまうのは男の性なのか。
このタイミングでホルモンの王様が登場。
網の端で時間をかけ、無駄に油を落とさないようにじっくり焼く。
ひっくり返す時にプルプルの油が揺れる姿は見ているだけでよだれが出てくる。
このビックサイズの小腸でかなりの米がいける。
米と食べる事により、旨味がブーストする。
至福の時間だった。
オッさん2人は年齢の事を忘れてオーダーし、お肉を胃の中に取り込んだため、気がつけば満腹になっていた。
支払金額はなんと6700円。
安い。
これだけ満腹になっておいしい肉をいただいて6700円はそりゃ並ぶわ。
並んで食べるのにも納得し退店した。
食欲も満たし、ほろ酔いの中向かった先は。
天気悪!
・・・じゃなくて、スカイツリー!
エリアが江東区のため、ベタではあるがここにくる事に。
さあ登ろうか。
といった雰囲気になった時、友人から入場料の話が出た。
30代半ばのオッさん2人が相変わらずセコい。
セコいと言いながら確認する僕はもっとセコい。
さて見てみるか。
さ、さんぜんえん!?
高い。
高過ぎる。
2人で登るとさっきのホルモン屋と同じ金額になるじゃないか。
考える余地もなく僕らは断念し、周辺のショップをフラフラする事に。
それから友人は息子のためにウルトラマンショップに。
確か僕も小さい頃ウルトラマンの人形持ってたな。
ビデオも借りに連れて行ってもらって観ていたな。
どうやら現代の子供たちにも人気があるようだ。
僕もショップ内を物色しながら「時代は繰り返されるという事なのか」と感じた。
その後口直しにソフトクリームを食べる事に。
濃厚で甘いクリームは胃の中を包み込むように僕の心を落ち着かせてくれた。
広場でソフトクリームを食べ、たまたま遭遇したアマゾンプライムのイベントを少しのぞいた後、帰り支度をするため友人宅へ帰宅。
この辺りから僕の頭がグラグラし始める。
忘れていた。
ここ、東京に来る前風邪をひいていた事を。
東京遠征という事で休日なのに少し気が張っていた緊張の糸が途切れたのだろう。
友人宅に着くや否や僕の顔は赤くなり始め、リビングで数分間眠りについてしまった。
友人の妻子が旅行から帰ってくるので、東京駅に迎えに行く。
そのタイミングで僕も名古屋へ帰るといった予定なので起こされ、ついに帰る事に。
最後の癒しの喫煙所に寄り、東京駅へ。
楽しかった時間は過ぎて現実に戻る前、心身ズタボロだが、この場所はそんな体と心を癒してくれた。
東京駅で友人の妻子に挨拶をし、東京遠征は無事終了。
高校生16歳からの友人と18年経過した今も同じテンションで遊べ、楽しめたのは嬉しかった。
そんな友人が父親になり、家族4人で帰っていく姿は僕の心に何かを強く打ち付けるものがあった。
僕のような人間がこんな事をいうのはおこがましいが、この後ろ姿は微笑ましく、どこか安心させられた。
もう1つ言えることは、こういった温かい絵面の写真は僕にはない未来。
そしてこの後名古屋に帰宅後、僕はあまりの体のダルさにうなされる事になる。