2019年夏甲子園、終幕を迎える
34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。
2019年、熱い夏のドラマが終幕を迎えた。
今年も夏の甲子園を見ていて感じた事が多々ある。
まずは本日(昨日)行われた決勝戦。
今年の決勝戦の図式が去年と同じという事。
昨年は
今年は
「星稜エース奥川恭伸VS履正社強力打線」
結果はいずれも強力打線が勝利している。
そしていずれもエースピッチャーが主役として注目を浴びている。
かくゆう僕も注目をした1人である。
ん?
僕のような人間が「注目をする」という事、我ながら偉そうで違和感を感じてしまう。
そんな勘違いな34歳オッさんはさておき。
今年の星稜エース奥川君は準決勝まで自責点0、防御率0.00だった。
夏の甲子園で自分の責任で1点も取られてないなんてカッコ良すぎる。
あだち充氏の漫画に出演する主人公のスーパーピッチャーじゃないか。
決勝でも0点に抑えて自責点0のまま頂点に立ってほしいという想いがあった。
やはり背番号1を付け、マウンドに上がって投げるピッチャーはいつの時代になってもカッコイイものだ。
地方大会で起きた大船渡の佐々木君の起用法が問題になったが、できればエースピッチャーがマウンドに立つ姿を見たいというのが本心。
そしてそんなエースを支える女房役のキャッチャーにも注目していただきたい。
僕自身がキャッチャーというポジションを守っていたので、他の人より感情移入してしまうというのもあるかもしれない。
バッテリーのツーショットというものはどうも嬉しくなってしまう。
星稜バッテリーなんて小学生時代からのバッテリーで中学は全国制覇もしている。
これもまたあだち充氏の漫画のような話。
更に、星稜キャッチャーの山瀬君なんて、ピッチャーの素質もあったと聞くと尚更2人の間柄に興味が湧く。
この記事を読み、なぜか僕が嬉しくなってしまった。
少しずつ遡らせていただくが、準決勝まで残った明石商業の狭間監督。
ガッツポーズのし過ぎ、ベンチから出すぎが原因で注意をされていた。
選手としては自分達と同じように喜んでくれる人が監督でいてくれるなんてこんな嬉しい事はないと思う。
普段はどのような監督なのかは知らないが、監督が選手と一緒、いや選手以上に喜んでいる姿は、見てるこっちまで嬉しい気分にさせていただいた。
お次はフェアプレー。
相手の足元を見る、騙す、誤魔化す人間がはびこる世の中。
相手選手のコンディションが悪いと見ると水を持っていく姿、自分の逃げ方が悪かったと申告し、デッドボールを自ら取り消しにする選手。
相手チームはあくまで敵なのに助けを送る高校生を見て、心がすさんでいる大人は見習っていただきたい。
もちろん僕もその「大人」の1人である。
そして、自らデッドボールを取り消しにした選手は直後にホームランを打っている。
僕は神様とかは信じないタイプだが、このホームランをのシーンを見た時、
「もしかしたら神様っているのか?」
とも思った。
ん。
いや、待て。
だとすれば僕は地獄行きかもしれない。
最後に熱闘甲子園。
甲子園と共に毎年この番組は楽しみにしている番組の1つである。
視聴者の心を動かすように編集してあり、その年最終回、大会全体編集は始まる前からワクワクさせられる。
去年の放送された回なんて、1年経過した今でも観ることがある。
今年もワクワクしていた。
正直僕が偉そうにも勝手にハードルをあげていたのかもしれない。
それが原因なのか、今年の大会全体編集はイマイチだった・・・。
話は決勝戦に戻るが、春の選抜で星稜奥川君を前に完全に押さえ込まれ、完敗した履正社はリベンジを果たせてどんなに嬉しかったことだろう。
僕には絶対味わえない喜び。
高校生のその瞬間しか手に入れることができない喜び・・・
履正社の皆様、優勝おめでとうございます!