norinori53’s diary

日々感じる53(ゴミ)な事

別荘所有者に圧倒的格差を感じた

34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。

 

 

僕は夏が大の苦手。

というか嫌いだ。

汗っかきなのでベタベタして気持ち悪いし、暑さのせいで体力の消耗が激しい。

最近、加齢なのか夏の暑さのせいなのか常に体がダルく、何もする気が起きない。

皆さんこんな僕と同じような状況の方はいらっしゃらないだろうか?

一方、筋肉ムキムキのこんがり焼けた、イケてる兄ちゃんはそんな疲れただのしんどいだの文句をたれることはないだろう。

イケイケの可愛い女の子と海やプールに行き、ワイワイ遊べるのでエンジョイしている方々が多いはず。

僕なんか海やプールに行っても白くて弱そうな体をさらすだけで、イケてない自分を自慢しに行くようなもんだ。

 

 

 

それはそうと、8月29日木曜から4連休という幸せな時間を設けることができた。

夏の終わりになんとも嬉しい。

仕事をしなくていいというのはこの上ない喜び。

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夏の暑さと加齢による体力のなさにヤラレている僕だが、さすがに4日間全部ボーッとするのは勿体無いと感じた。

せっかくの連休なので、友人を飲みに誘った。

返ってきた答えは

「嫁の家が別荘持ってるから遊びに行かない笑?」

だった。

おそらくレンタル等でよくあるコテージのような物件を所有しているのだろう。

特に予定もない僕は二つ返事だった。

「行こう!」

 

 

 

という訳で詳細も何も知らずに金曜の夜集合。

どうやら嫁さんは先に行っており、僕ら2人で向かうようだ。

この時点でまた自身が確信に変わる。

「あ、今日のこの予定、本当に何も決まってないんだ」

20時30分に名古屋を出発。

まず、この時点でワクワクした。

夜友達と集まって車で遠出するのは本当に楽しい。

細かい予定も決めずにとりあえず目的地へ。

完全に学生のノリだ。

もう34歳なんだが・・・。

それでもハイテンションで楽しく向かうことができた。

途中コンビニ寄ったりインター寄ったり、遠出お決まりの寄り道をしながら約3時間。

目的地に到着。

 

 

 

さあ中に入ろう。

道路から左20m先に光が見える。

簡易的なロープの柵を外し中へ。

建物が見える。

23時30分という遅い時間だったため、あまり全体が見えなかったが入り口の時点で少し感じる。

あれ。

なんか想像と違う。

デカくないかい。

それから中へ。

え・・・。

いや、広すぎでしょ。

まず、メインの部屋。

学校の教室4〜5部屋分ぐらいだったろうか。

カウンターキッチンがあり、そのカウンターの前には椅子もセッティングされてある。

(とてつもなく写真を掲載したいが、個人情報もあるので載せられないのが残念)

そのメインの部屋以外にも6〜8畳ぐらいの小部屋が5〜6室。

小部屋というが、2年前まで僕が住んでいた部屋は、6畳クローゼットなし1Kの兎小屋のような場所だった事を忘れてはいけない。

広めの浴室もあった。

サウナもあるらしい。

いや、これ旅館じゃねえか。

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スーパー一般人の僕は驚きを隠せなかった。

まさに普通の家庭(むしろややお金のない家庭)で育った僕とではまさしく次元が違った。

「類は友を呼ぶ」

というコトワザがあるように金持ち同士は金持ち同士でつるむのだろう。 

テレビやらネットやらでお金持ちを見ることはあるが、僕なんかがこんなゆとりのある人とリアルに接することなんてなかなかない。

キッチンの横には小さな部屋があり、中を覗くと高そうな酒が並んでいる。

部屋を見回しても多分不要であろう、壺、囲碁、置物、色んなものが点在、更には本物の暖炉や焚き木もあり、何から何まで揃ってある。

テッペンが回るだろう遅い時間からの宴が始まった。

友人の嫁さんが料理を出してくれたが実家から持ってきてくれたローストビーフは最高だった。

A5ランクの牛肉らしい。

というかA5ランクの牛肉しか食べないらしい。

僕なんかスーパーの半額になったタイミングの牛肉をセコセコ小分けに冷凍し、お昼の弁当に野菜炒めとして持って行くというのに。

なんという格差だ。

美味しい食事とお酒。

やや標高も高く、山の中なので涼しくて過ごしやすかった。

広くて雰囲気抜群の場所で飲むお酒は格別だった。

僕のような下級戦士がこんな素晴らしい場所でお酒を飲めるなんて思ってもいなかった。

そして広い部屋なのに端でスーパーファミコンをするのはこの上ない贅沢だった。

そうして楽しい時間は過ぎていき、就寝は5時ぐらいだったろうか。

花火で遊んでフィニッシュを迎えた覚えがある。

翌日やや二日酔いながら10時ぐらいに起床、12時過ぎに昼食をとり、それからダラダラ。

雨こそ降っていたが、場所が良いとダラダラするだけでもかなり気持ちがいい。

頃合いをみて片付けを行い、4時ぐらいに別荘を後にした。

自然があり、広くて心地の良い空間に滞在することができ、心が洗われた一日となった。

とても幸せな時間を過ごさせていただいた事に本当に感謝したい。

友人の嫁さんは僕より10歳ぐらい若いのにやたら落ち着いており、余裕があるなと前々から感じてはいた。

この日、その「余裕」と「ゆとり」の理由が少しわかった気がする。

よく

「金持ちはケチだ」

と言うが、それは中途半端なお金持ちなのかもしれない。

本物は違った。

「お金がある=余裕がある」

といった式はどうやら成り立つようだ。

それと同時に、本物のお金持ちというのはこういうものなのかと圧倒的格差を感じさせられた8月夏の終わりだった。