2019年超大型台風19号、水が消える
34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。
10月。
うだるような真夏を明け、気温も少しづつ下がってきた。
そう、季節の変わり目。
季節の変わり目といえば変な人が出没するとよく言われる。
よく言われる！？
これは僕の前の職場でよく言われていたことなので狭い世界の話しか。
いや、季節の変わり目といえば体調を崩しやすい。
気温の変化に体が追いつかないからだろう。
案の定、体調を崩しかけた。
そう、今回は崩しかけでなんとか持ちこたえた。
多分。
自分が思っている以上に僕は雑魚なので、気温の変化ですぐに体調を崩す。
今回は早めに病院に行って薬を処方してもらった。
それが功を奏したのか、3連休初日の今、割と元気になっている。
この後アルコールを摂取しようか考えているとこなのだが・・・。
それはそうと、秋といえばいろんな文言がある。
食欲の秋。
読書の秋。
スポーツの秋。
程よく過ごしやすく、何をするにもいい季節という事。
しかし、もう一つある。
台風の秋。
初夏〜秋にかけて日本に台風が上陸する。
ここ数年では台風や大雨で大災害になるニュースが日本で相次いでいる。
その昔こういった言葉があった。
「地震、雷、火事、親父」
これは世の中の怖いもの順に並べている言葉。
この中に雨や台風といったワードがない。
細かく言うと「親父」の部分は「風」からきた言葉だったらしいが、一昔前までは雨や台風で大災害になるなんて考えてなかった事がうかがえる。
「親父」も昭和と違い、「無口な頑固親父」の人口は減り、最近では女性の方が怖い家庭も増えている。
今現在、そんな世の中の怖いもの順にランクインされていない「台風」と言う恐ろしい天災が日本列島を襲っている。
昨日、台風が上陸すると気軽に買い物も行けないと思い、買い出しにスーパーへ自転車を走らせた。
するとどうだ。
写真1番下が水のコーナーだが、1本もない。
左上にチラッと見える濃いめの青パッケージの水は1本300円超えの高級水。
それが僅かにある程度だった。
このスーパーには別場所にも水コーナーがあるのでそちらも覗きに行った。
もちろんない。
仕方ないので近所のコンビニ3件程巡ったが、1L以上の水はどこもなかった。
考える事はみんな同じ。
間抜けな僕は完全に出遅れていたようだ。
しかもこの水が全くない状況を見るまでスーパーやコンビニから水が消えるなんて予想していなかったのだから我ながら恐ろしい。
この根拠のないなんとかなる精神は直らないのだろうか・・・。
と、ウダウダ言っているが、結果台風前夜に水を取得できなかった。
しかし！
なんの自慢にもならないが、こんな事もあろうかと常に最低限のストックを備えている。
ウチに帰ると水の2本程度は冷蔵庫に入っている。
と、偉そうに語っているが、買いに行くのが面倒なだけ。
気分が乗った時に揃えていると言うのが実際のところだろうか。
僕はマザコンではないが家庭環境がこうさせているのだと思う。
幼い頃（と言うかおそらく実家は今も）、家で醤油やソース、マヨネーズなどの調味料が切れているのを見た事がない。
「調味料がなくなった」
この時の親父の決まり文句がこれ。
「母さんがキラすわけがない、どっかにあるはず」
その言葉を信じて棚を探すと、必ずと言っていいほど出てきた覚えがある。
小さい頃からの刷り込み経験は大人になっても染み付いているようで、34歳になった今、母親のその特性をしっかり引き継いでいる。
数日家から出なくても問題ない程の食料や飲み物はある中、台風上陸の今日土曜日を迎えた。
厳密に言うと名古屋は上陸していないか。
あれ。
僕の住んでいるエリアは外を見る限り大きな問題はなさそうだ。
強いて言うなら外を出歩いている人の数、走っている車の数がいつもの土曜と比較して明らかに少ないことか。
・・・。
と、キーボードを打っていると速報が。
関東エリアで地震が発生しているというではないか。
オイオイ。
台風＋地震って。
最凶な組み合わせじゃないか。
先ほど書いた通り、ココ名古屋市内では大きな被害はなさそうだが、ニュースを見る限り関東地域では川が反乱しそうでオオゴトになりそうではないか。
ネット見るとこんな最中に出勤を命じられている会社も多くあるらしいじゃないか。
ありえない・・・。
そんなに仕事が大切なのだろうか。
その判断を下しているブラック管理職は人を管理する立場ではないかと思う。
と、色々文句や批判をしておいて実際何もできないところがカッコ悪く、悲しいところではあるのだが。
今現在の僕の状況と被害を受けている地域では差がありすぎるため、イマイチリアルに感じることはできない。
そして小市民の僕に何もできる事はないが、どうかこれ以上被害者を増やさないで欲しいと思った秋の夜だった。
