11月の3連休!広島旅行1日目〜麻雀、ウチでマッタリ編〜
34歳。夢なし、趣味なし、希望なし。
11月2日〜4日の3連休、名古屋の友人S(36歳)と広島へ旅行に行った。
前回当ブログで目的地の広島までの道中のクズ具合を書かせていただいた。
今回は到着後の事を書かせていただく。
昼過ぎに広島に到着、僕の親父に迎えに来てもらった。
迎えに来てくれた親父の車に乗車した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
と、10日の日曜日に書いていたが、知人から招集がかかったのでここで一旦中断していた。
ここからまた再開させていただく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
親父の車に乗った時の最初の感想。
汚い。
車内がかなり埃っぽい。
それに加えてタバコ臭い。
どうなってるんだ。
僕も過去に兎小屋のような部屋に住んでいたことがある。
住んでいる当時は気付かなかった。
狭くて物がギュウギュウ、部屋の隅には埃。
環境に慣れるとそれが普通になり、一般的には悪質な環境という事がわからなくなる。
客観的に見て、ホームレスってよくあの環境で生きていけるなと思う人が多いかもしれない。
しかし、屋外にダンボールを囲って生活する環境も慣れるという事。
僕もその一歩手前だったと思うと恐ろしい。
僕の親父は元々埃っぽい空間等の悪質な環境を気にしない人間だが、以前会った時よりひどくなっていた気がする。
おそらくもういい年なので、更に身の回りの環境に気が回らなくなっているのだろう。
そんなこんなで実家まで送り届けてもらった。
相変わらず散らかっておらず、家の中はキレイだった。
母は親父と真逆で極度のキレイ好きなのだ。
それでも母ももう若くない。
僕が小さい頃に比べると家の中のキレイ度は70%程度に下がっていた気がする。
僕らが家に入ると僕の妹と姪っ子(7歳)、甥っ子(ほぼ1歳)がいた。
せっかくだから集まろうという事で僕が集合をかけていたからだ。
帰って少しダラダラしていると母が仕事から帰宅。
昼飯タイム。
僕、母、父、妹、甥っ子、姪っ子、そして名古屋の友人S。
みんなで食事をとっている時は特別不自然な感じはなかった。
僕の実家にはよく友人が遊びに来ていたし、慣れたヤツはチャイムも鳴らさない、勝手に冷蔵庫からとって飲み食いする事なんて普通だったからだ。
そう言えば僕が不在時や寝ている時にリビング行ったら一緒にテレビを見たり団欒している事もよくあった気がする。
僕が顔を出すと、
「おお」
とか言いながら友人がソファーに座っている姿をよく見た覚えがある。
しかし、今思うと3世帯の中に僕の友人、しかも大人になってからの友人がその空間にいたという事はやや不思議な雰囲気だったのではないかと思う。
1歳の赤ちゃんもいたので和やかな雰囲気になったのかとも思う。
まあでもウチは割とザックバランというかテキトーな家庭なので、どうあっても特段変な雰囲気にはならんかったとは思う。
母が酔っ払い嫌いなので誰かが悪酔いしなければだが。
食事も終わり、母と妹は甥っ子を連れて買い物に行った。
僕と友人S、親父は家に残る事に。
姪も体調不良だったので家で留守番になった。
それから僕ら3人が遊んだ事は。
そう。
麻雀。
今回の場合、テーブルにオッさんとじーさんが顔付き合わせてお◯を取り合う。
騙し合い、相手が自分がかけた罠にハマると平然とした表情で心の中はニヤニヤ。
まさにクズのするゲーム。
親父は姪に
「今から大人の積み木するけんね」
とかわけわからない事を言っていたが、現代を生きる7歳の子供はどう思いながら見ていたのだろう。
クラウドだの人工知能だのが社会のデフォルトになりつつあるこのご時世の中、ええ年したオッさんが何をやっているんだ。
嬉しげな顔をして
「リーチ!」
やら、
「ポン!」
やら声をあげる。
間抜け具合と言ったら半端ない。
それはそうと、さあ麻雀の始まり(3打ち)。
家で遊ぶので自動雀卓などはなく、シートを敷いての手積み。
その麻雀をする中で初めての出来事を目にする。
三次元の物を扱う事に対して苦手な友人Sだが、麻雀の牌を積むのは早くてスムーズ。
仕事をする上での絶対条件とは。
「早く正確に」
その要素を完全に網羅していた。
親父は年で遅いし、僕は遅くて申し訳なかったが、何度積んでも友人Sは崩さないしスピーディーに牌を積んでいた。
牌を触っている手が喜んでいるようにも見えた。
プロフィール欄に是非書き足していただけたらと思った。
そして麻雀は進んでいく・・・。
親父は麻雀だけは絶対的は自信があった。
大方の予想ではこの3人で打つと僕が圧倒的に弱い。
友人Sも雀荘でバイトをしていただけあり、自信があるようだった。
しかし、この日は完全に僕がツイていた。
基本、張るのは割と早かった。
しかも、ペンチャン待ちだろうがカンチャン待ちだろうが積もるし振り込んでもらえる。
振り込んでくれるのは基本親父。
途中で気付いたが、60代中盤の親父は加齢による弱体化もあり、完全に勝負勘がなくなっていた。
僕が中高生の頃、ウチに会社の同僚を呼んで麻雀を打っているのを見て大負けしたのを見たことがない親父が僕にガンガン振り込む。
当時はあまりルールもわかっていなかったが、点数表を見て大きなプラスはところどころだったが、それ以上に大きなマイナスがなかった記憶が残っている。
なのに。
どこが待ちかも見落とす程度の僕に大きな手を振り込む。
そりゃ上がれば嬉しいし、楽しいが、どこか複雑で不思議な気分になっていた気もする。
運が大きく味方になってくれたのはわかるが、それでも不自然な感覚に陥った初日だった。
あ、そう言えば、麻雀の風景の一部分を写真に撮ったので掲載させていただく。
そう言えばのそう言えばだが、この点棒を分けるときの友人Sも生き生きとしていた。
(写真に写っているのは友人S)
他の物質を触る時とあからさまに手つきが違った。
それはそうとこの写真、注目して欲しいのは左下の起家マーク。
「東」
この麻雀セットを親父に用意してもらっといてこんな感想は若干申し訳ないが、こりゃひどい。
よくわからん厚紙にマジックで「東」。
もちろん裏返すとマジックで「西」。
しかも字が汚い。
逆に綺麗な字で「東」と書かれていても、このくそゴミ具合は醸し出出されないので面白さは半減するが。
今思うと親父のキャラクターのよくあった起家マークであり、麻雀セットだったと思う。
この夜、もちろんお酒を飲んだ。
調子に乗ってピッチよく飲み、記憶を飛ばしていつの間にか寝てしまったので気がつくと旅行の初日は終わっていた。