ドラマ「グランメゾン東京」第6話 仕込みはお前の仕事だろ
34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。
毎回グダグダ書いてしまう毎週日曜放送のドラマ、グランメゾン東京話。
今日は本当に本当にサクッと書かせていただく。
過去ブログにも何度このフレーズが飛んだと思うが、ただただカッコイイ。
僕の表現力が乏しく、ただ「カッコイイ」としてしまうのが少し悲しいところだが・・・。
ちなみにこの第1話のタイトルに「手長エビのエチュべ」と付けたのはただカッコイイから。
深い意味はなく、
「手長エビのエチュべってめっちゃカッコイイじゃん」
ただそれだけ。
折り返し地点の第6話で感じたが、このドラマはただただカッコイイドラマのような気がしてきた。
そして第6話、筧一郎氏演じる芹田がグランメゾン東京を辞めると言い、最後にお店に食べに来るよう招待される。
ここからの流れがたまらない。
芹田は自分がさばいた鰆を食べ、間違っていた事に気付く。
そこでの尾花のセリフ。
「お前がいる店は三ツ星狙ってる店なんだよ。」
きた!
ここでのジェスチャー。
このドラマでの特徴的な尾花の「三ツ星」サイン。
から、
下を指差すシーン。
ここでまず電流が走った。
まさに木村拓哉。
それから、
「料理なめんじゃねえぞ」
きた!
これこそ以前の木村拓哉!
目つき、口元、全てを含めた表情が、見る人々に電流を走らせただろう。
それから芹田がグランメゾン東京のスタッフに土下座、謝罪をする。
そこでホッとする気持ちとカッコイイと感じる感情が交差。
スタッフのみんなは怒らず笑う。
え?
「レシピが漏れただけで真似なんてできない」
こう言い放つ。
余裕だ。
自分の力に自信がある。
手の内がバレたとしても慌てない。
焦らない。
余裕がある大人はカッコイイとよく言うが、やはりそうなのかもしれない。
余裕のない大人になってしまった僕にとっては眩しすぎるぐらいカッコ良かった。
それから芹田がみんなにまかないと作らせてほしいとお願いする。
一同褒めたり指摘したりと、場の雰囲気が明るくなった。
素直じゃない尾花はとりあえずケナしたが。
これもこの後の伏線だったのかと思う。
このシーンは短い伏線で、伏線とも呼べないかもしれないが、このドラマは本当に伏線が多い気がする。
全員完食後、サラッと尾花が言う。
「片付け終わったら鰆やっとけよ」
え。
このあたかも当たり前かのように言う木村拓哉の姿は本当にカッコイイ。
そこから第6話最高のシーンが到来。
芹田はビックリし、尾花に聞く。
「俺、ここにいてもイイんですか」
ここでまた当たり前かのようにサラッと尾花は言う。
「仕込みはお前の仕事だろ」
オイオイ。
なんだそれは。
カッコ良すぎてもはやセコイのとまで感じてしまった。
録画再生していた僕はこのシーンを早戻しし、3回程見てしまった。
その後ここしかないといったタイミングで山下達郎氏の「RECIPE」が流れる。
たまらなかった。
ちなみにこの後の丹後の回想シーンでも尾花の余裕が語られる。
この第6話では「余裕」と「当たり前」。
この2つにカッコ良さを感じさせられたような気がする。
さあ今後どういったカッコ良い場面を繰り広げてくれるのか、今後が楽しみで仕方ない。