norinori53’s diary

日々感じる53(ゴミ)な事

様々な角度から「老い」を感じる年齢になってしまった

34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。

 

 

 

 

 

 

 

昨日、地元の友人Kから電話があった。

 

彼はお酒を飲んでいた。

 

通常1人では平日お酒を飲まない僕だが、彼が飲んでいたので一緒に飲む事にした。

 

こういった形で、僕はよく「電話飲み」たるものをする。

 

顔を合わせないだけで「話をする」といったコミュニケーションをとりながらお酒を飲む。

 

LINEといった無料通話ツールがあるおかげで気軽に話せる。

 

本当に便利な時代になったとつくづく思う。

 

友人Kはもちろん同級生。

 

保育園に通っていた頃からの友人でもう知り合って30年ぐらい経つ。

 

え。

 

30年!?

 

自分で書いておきながら驚いてしまった。

 

30年ってすごくないだろうか。

 

小学校は違って会わなくなったが、中学校でまた再会。

 

高校も違ったが、バイト先が同じでそれから今に至るまでよく遊ぶようになった。

 

こんなに付き合いがあるというのも不思議な気がしてならない。

 

そんな僕の友人Kは今日34歳になった。

 

電話の最中に友人Kが言った。

 

「33歳最後の夜だ」

 

リアルだった。

 

気分の問題だが、「33歳」と「34歳」ではかなり違う気がする。

 

僕が4月生まれなのでほぼ1年ぐらい年齢が違う事になるので、もう少しすれば僕は35歳になる。

 

これを言い出すとキリがないが、「35歳」はかなり老いている感じを受けてしまう。

 

四捨五入すると40歳じゃないか。

 

40歳と言えば初老。

 

完全にオッさんになる。

 

これ以上年老いた時を想像しても恐ろしくなるだけなので、年齢時代の話を少し遡らせていただく。

 

30歳を迎え、30代中盤に差し掛かり、最近よく思う事がある。

 

自分を含めて周りの友人もオッさん化してきているではないだろうか。

 

1.髪の毛が薄くなり始めている

ベタだが、まずは髪。

 

目に見えてわかりやすく、この項目はかなり加齢要素として大きい。

 

僕も少しおでこが後退していっている気がするので周りがどうなのかとついつい見てしまうようになっている。

 

するとどうだろうか。

 

高い確率で後退していっているではないか。

 

本当に30歳を超えて髪が薄い率が格段に上がっている。

 

辛いがこれが現実。

 

これから先、この髪が減っていく事を想像すると怖くなって眠れなくなりそうなので髪についてはこの辺りにさせていただく。

 

あ。

 

いらんお世話かもしれないが、マズイと思ったら早めに手を打つのがいいのではないかと思うので是非。

 

 

 

2.体を壊す

3年程前だが、僕も体を壊し、1ヶ月程入院した経験がある。

 

これもまた周りに目を向けてみると病気になって通院している人間が増えてきているではないか。

 

前立腺が腫れたり、肺を壊したり、他色々。

 

20代はフセフセした生活を送っていても、ノリと勢いでなんとかなっていた。

 

髪の毛と同じで、30歳を超えてから僕も含めて周りの友人もバッタバッタと体を壊していっている。

 

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少し意味が違うが、昔と比較して見た目の若返りは進んでいるようだが、体の中はどうにもならないようだ。

 

外部は服装やアンチエイジングだのなんだので誤魔化せるが、体内を若く保つ事はいまだに難しいようだ。

 

強いて言わせていただくなら健康な食生活を行う事ぐらいだろうか。

 

美味しい食事を酒を飲むぐらいしか楽しみがない僕には難しそうではあるが。

 

 

3.学習能力(記憶力)の劣化

当ブログにも何度か書かせているが、32歳ぐらいの時、僕は意識高い病に陥っていた。

 

プログラミングの能力を身につけようとしたが、思うように上達しない。

 

地頭がそんなによくない事もあるだろうが、明らかに新しい事が頭に入ってこなかった。

 

そして記憶力も確実に低下している。

 

1度ググった事をすぐ忘れる。

 

パソコンの設定、エクセルの使用方法、店の名前・・・。

 

「一体何回調べてんだよ」

 

自分に何度この言葉を言っただろうか。

 

ネットひいて調べれば割とすぐに出てくるといった考えがどこかにあるからかもしれない。

 

それを加味しても覚えられない具合が酷い。

 

脳みそまで劣化が進行しているようだ。

 

パッと思いつく対策としては文字を読んだり文章書いたりする事だろうか。

 

後付けではあるが、このブログも多少は脳のリハビリになっているかもしれない。

 

あとは現代社会に置いていかれないように、新しいコトやモノに興味を示す事も大切かもしれない。

 

 

4.変わっていくことを楽しめない

若い頃は新しいモノやコトにワクワクしていた。

 

これから何があるのか、なんでもできるぜぐらいの勢いがあった。

 

20代で転職、今から何かしてやるぜ!

 

それが今はどうだ。

 

ギリギリの現状をどうにか守りたい。

 

高校生の頃は自分を孫悟空ぐらいに思っていたかもしれない。

 

いや、別に自分が好きなナルシストとかではなく、なんとでも人生方向転換できる最強と思っていた。

 

若干勘違いしていたのでセル編の悟飯辺りだろうか。

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これから年齢を重ね、様々な能力が下がっていく。

(一部のできた人達は出世し、年収や社会的地位は上がるが、僕はその類ではない)

 

そりゃ変わっていく事は楽しめない。

 

守りに入っている時点でもはや人生詰んでいるような気さえもする。

 

前述したことと類似しているが、好奇心を無くさないようにするしかないか。

 

「好奇心」は本能のような事かと思うので無理矢理作るコトでもないとは思うが・・・

 

 

 

 

5.欲がなくなる

この事項に関してはマイナス面ばかりではないような気もする。

 

【性欲】

女性は違うかもしれないが、男は若い頃に比べると間違いなく性欲が落ちる。

 

僕なんて初めて会った女性がウチにきても、気分が乗らないと何もしない夜もある程になってしまった。

 

更にはいざという時にアイツが機能しない。

 

男として終わりかけているではないか。

 

情けない。

 

変な過ちを犯す確率はグッと下がるのでその点は良いかもしれない。

 

しかしどこか寂しくつまらない。

 

大してそんなチャンスもないくせに、そんなチャンスも棒に振る人間になってしまっている。

 

【食欲】

飲みに行ってもあからさまにオーダーするフードが少ない。

 

一緒にいく友人もあまり食べなくなっている。

 

美味しい物を食べる事が楽しみな僕にとっては食べられる量が減るというのも少し楽しみが減ったのと同じような気もする。

 

【物欲】

この年齢にもなると、手に届くような欲しい物はある程度手にしていた気がする。

 

「何か欲しい物を買うためにお金を稼ぐ」

 

という心がなくなり、いくつかある自分を動かす原動力の一部がなくなっている。

 

そして欲しい物を手にした時の喜びも得られなくなっている。

 

この辺りの欲がないという事は逆に言うとお金を使わなくなる事に繋がるので最初に述べた通りマイナスばかりではない。

 

お金はいくらあっても腐らないし、逆に何もない僕なんかは金欲だけはドンドン上がっていっている。

 

よって他の欲が減少してきているのは逆にプラスかもしれない。

 

しかし、「とにかく金」。

 

と言っている人をみたらどう思うだろうか。

 

人間性とか人間力とかそういった部分を疑ってしまう人が多いだろう。

 

金欲の上昇と引き換えに何かを失っている気もする。

 

 

 

 

 

 

と、色々書かせていただいたが、とにかく加齢と共に自分の中の様々なコトが低下していっているのは間違いない。

 

10代、いや20代まではドラゴンボールのこのシーンをみてもイマイチ共感できなかった。

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なぜだ。

 

なぜピッコロ大魔王はそんなに若さにこだわる。

 

神龍に1つ願い事をするんだったらもっとあるだろう。

 

理解できなかった。

 

しかし今ならわかる。

 

若さとはお金に変えられないかなり貴重のコトだ。

 

さすが鳥山明先生。

 

単純に見える少年漫画にこんな深い内容を組み込んでいたとは。

 

30年を経て違う角度から読む事ができる漫画を書くとはさすがは愛知県が生んだ日本の至宝。

 

しかし、今からいくら嘆いても現実世界にドラゴンボールはないし神龍は存在しない。

 

結局前を向くしかないようだ。