GW終了と緊急事態宣言延長
35歳、夢なし、趣味なし、希望なし。
始まったばかりだったはずの2020年ゴールデンウィークが終わりを告げようとしている。
僕は5日+1日で計6日。
6日もあった。
時間にすると144時間。
長いはず。
十分に時間はあったはずなのに、やった事は酒を浴びてネットサーフィンして、You Tubeを見るの繰り返し。
この連休に入る前に予想していたことが的中した。
本当にダラダラダラダラ。
なんの生産性もない、なんの知識もつかない毎日だったが、実に幸せだった。
誰に何を言われる訳でもなく自由に過ごせた時間。
僕には仕事のやりがいや社会的地位などいらない。
そりゃそういったモノやコトがあればありがたいが・・・。
必要なのはある程度のお金とたっぷりの時間。
これが生きていく上でかなり重要だと再確認させられた2020年のゴールデンウィークだった。
このまま彼女もできず、結婚もせず悠々自適に生活していくであろう未来さえも見えた。
10年後に同じことが言える自信が100%あるかと言われたらそこまではないが、そんな先のこと想像できないし、今のところ誰にも迷惑をかけていない。
いいじゃないか、このダラダラした人生。
当ブログにも何度か投稿させていただいたが、自粛は僕にとってほぼノーダメージ。
それどころか無駄に人と会わなくてすむのでプラスに働くことさえある。
そんな30代中盤のオッさんの話はさておき。
先日緊急事態宣言の延長が確定した。
ここからは何もできない一般市民が偉そうな事を言うなと自分に言い聞かせながら書かせていただく。
まあここに書く事は多くの国民の方々が思っている事だろうが・・・。
緊急事態宣言。
国から自粛のお願い。
日本といった国は憲法上強制力が強すぎない「お願い」といったカタチでしか旗をふれない。
飲食店、イベント会社、各種サービス業。
人と人との接触する職業の方々は本当に困っていると思う。
自粛要請と補償は1セット。
これもジャーナリストの方々は発言している。
確かにそうだろう。
僕のような無知の人間は国の財政、どこまでいったらインフラが度を過ぎるのか皆目検討もつかない。
同感はするが、そんな検討もつかない僕は強く言えない気がする。
しかし、このコロナ地獄が始まって緊急事態宣言がどうのこうの言い出した頃から気になっていた事があった。
安倍晋三氏は具体的な数値を言葉にしない。
何か発表した後の決まり文句はこんな雰囲気だろう。
「専門家の意見を聞いて連絡いたします。」
小さな島国とは言え日本は広い。
日本全体で無理なら各都道府県知事に具体的な数値を算出してどうこうしようといった指示も見えない。
決定権は国が持って金は出さないが、知事に丸投げ。
メチャクチャだ。
今から走れ、ただしゴールは今からこっちで話し合いして丁度良いタイミングで出させてもらう。
そんなゴールの見えないマラソン大会誰がするよ。
日本人は真面目だ。
お願いベースで自粛しろと言われ、多くの人がそれを守っている。
それでもあまり長引くと我慢の限界がきて爆発しないだろうか。
一体どこまでいけば良いのか、目安が欲しいだろう。
おそらく日本国民が思っていたはず。
え?
これ感染者数0になるまでこの生活続くのでは!?
そんなワクチンがすぐに開発される訳ではないし、このままじゃ日本経済がぶっ壊れる。
不安ばかりが大きくなる緊急事態宣言の延長だったろう。
延長されるとはわかっていたものの、実際に宣言されると現実味が増すはずだ。
そこで今や日本のヒーローが政府に向けて攻撃を仕掛けた。
いや、こんな舐めた感じではない。
そう。
大阪府知事の吉村氏。
正に正義の味方だ。
具体的な数値を掲げ、それを目標に頑張ろうと舵をきった。
この施策が失敗に終わって第2波が起きた時にはバッシングを浴びるかもしれない。
そのリスクをとって踏み切った。
大阪での自粛率が高いのもこのリーダーを信じようという想いからだろう。
数値を掲げてウイルスと共存し、そこを上手に戦っていく。
シンプルでわかりやすい。
僕が大学生の頃教授が言っていた言葉を思い出す。
「定量的に物事を見よう」
理系ならではの人間の発言だろう。
理屈っぽい僕はその言葉に強く共感していたような覚えがある。
数字は嘘をつかない。