空白の2ヶ月を終え、皆さんどう感じますか?
35歳、夢なし、趣味なし、希望なし。
4月7日に発表された緊急事態宣言。
5月中旬〜下旬にかけて解除され、現在6月下旬に差し掛かろうとしている。
緊急事態宣言中、初旬はまだ新型コロナウイルスという未確認ウイルスに警戒し、僕は政府のいう通り自粛を行っていた。
途中(4月下旬あたりかなあ)で思い始める。
あれ、この自粛続けるの意味あるのか。
と思いつつも引きこもるのも悪くないのでとりあえず自粛を続けた。
自粛中とにかくお金が減らなかった。
そりゃそうだ。
誰かと会うわけではないので飲み会に参加することもない(とは言え平均すると10日に1回ぐらいは友人と宅飲みをしていたが)。
店も開いていない。
たまに友人とリモート飲みをするぐらいで、外に飲みに行く事を考えたら安いものだ。
となると、お金を使う機会がない。
これはこれで気分が良かった。
酒好きの僕は放っておくとすぐ飲みに出る。(誘われても断る事も多々あるが)
飲み会等の交流はえらい浪費だった事に今更ながらに気付かせてくれた。
自粛を明けた今や、財布の中のお金が緊急事態宣言中に比べると圧倒的に減っている。
約1ヶ月だが、たまに誰かと飲んで、遊んで楽しかった思い出もある。
では自粛中の2ヶ月はどうだった?
よくわからないが空白の2ヶ月だったように思える。
あったかどうだかわからない2ヶ月。
ほとんどないのと同じだったのではないか。
人と会うのが偉いとか、素晴らしいとかそんな事サラサラ思わないが、人間らしい生活をするという事はやはり誰かと直接会う事なのかもしれないと感じてしまった。
今やLINE、ZOOM等々のツールを使えばどこにいても誰とでも話ができる。
正に隣に誰かがいるように一緒にお酒を飲む事ができる。
ではなぜリアルに誰かと会う事とこんなに違うのか?
なかなか理屈では説明しにくい。
・・・。
なぜだ。
おそらくずっと1人でいて、1人で食事をして、1人でネットサーフィンをして、それに慣れると楽しかった時の事を忘れてしまうのだろう。
恐ろしい。
こうやって1人に慣れてしまうとドンドン世界が狭くなっていくのかとも思う。
しかし、幸福度なんて指標は自分自身の尺度なのでそれが悪いとも思わない。
実際に僕はリアルに人と会わなくてもそれはそれで幸せだったからだ。
中身スカスカのめでたいヤツだという事も原因だとは思うが、正直どっちでもそれなりに幸せなのかもしれない。
現に今度は外で人と会うようになると、またお金が減っていくのが少し嫌な気持ちにもなる。
我ながらセコイヤツだ。
とは言え実際に友人と飲んであれこれ話している最中はお金がどーだのは全く思わないが。
実際に今週末も飲み会の予定がある。
まあそれなりに楽しみといえば楽しみではあるし、お金減るのがイヤだから参加したくないとも思わない。
・・・。
マズイ。
得意の話の着地点が見つからないモードになってきた。
結論。
自粛自粛で1人でダラダラするのも悪くないが、適度に交流をもった方がそれなりに楽しい人生を送れるのではないかと僕は思う。
まあ当たり前か。
当たり前の事も実際に体験しなければわからない事だらけだという事を、この歳になって再確認させられた気がする。