マヌケなオッさん2人が鉄板焼き屋での敗北感
34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。
昨日、ある出来事があり、僕も参加させていただいた。
大勢人数が集まったが、僕が知っている人はほんのごく僅かで完全なアウェイだった。
どのような状況でも顔は出したかったので足を運ばさせていただいた。
そこに顔を出していた僕の友人の中に、その場に少し気まずい雰囲気を感じていたヤツがいたので一緒に帰る事に。
もちろんお互い目的を果たしたからというのもある。
駅まで歩く。
あーでもないこーでもないと話しながら歩く。
友人が住んでいる場所の付近で食事をする事に。
無事駅に着き、地下鉄に乗車。
このご時世スマホという最強のアイテムを標準装備そているから駅に行くなんて造作もない事。
ふと思ったが、スマホがないと知らない地に行った時目的地に行くだけで大変なのではないか。
もはやスマホは当然のように所持しているので、この便利さを忘れてしまっている人が多いのではないだろうか。
いや、そんな事言い出したらキリがないだろ。
確かにその通り。
車がない頃、電車がない時代、さかのぼればキリがない。
ここ数年でスマホの普及が飛躍的に伸び、内容の充実具合もうなぎのぼりだったので敢えて言わせていただいているという事でお許しいただきたい。
と、このままでは脱線しそうなのでこのスマホについてはまたの機会に書かせていただこうと思う。
とか言いながら時間の経過と共に熱がひいてしまい、結局書かないパターンが多いのだが・・・。
話は戻り、地下鉄に乗って揺られる事数分。
「あ、着いた着いた」
どうやら僕が言ったらしい。
地上に出て友人が言う。
「しばらく来ないと街の雰囲気って変わるよな」
少し歩く。
「ん?」
友人が気づく。
2駅ほど手前で降車していたのだ。
僕は着いてないのになぜ着いた気になっていたのだろう。
頭がおかしいとしか言いようがない。
それから名古屋のクソ蒸し蒸しする夏の夜を2駅歩く事に。
いい年したオッさんが2人もいて情けない。
なんというマヌケ具合。
むしろ2人いるからこういった結果になったのかという結論に至った。
他力本願なヤツが2人揃うとこうなるのだろう。
過去にも多々こういった事はあったので、もう治らない病気みたいなものだ。
汗でベタベタになりながら歩く事数十分。
汗が体中のいたるところから吹き出ており、気持ち悪い。
それからピザか鉄板焼きがいいという事になり、先に目に入ったピザがあるお店へ。
満員で入店不可。
店員さんの愛想は良かった。
この店はまた近々行こうと話しながら少し歩くと鉄板焼き屋が。
ここは無事入店できた。
カウンターに通され、メニューを見ながら軽く周囲を見回す。
僕ら以外に右隣に女性2人、左隣に男女。
男女はおそらくカップルではないだろう。
女性2人は職場関係かな。
ビール2つ、オムそば、お好み焼きを注文。
まずはビールとお通しが到着。
ホタルイカの沖漬け。
焼いてもOKという事で、左に見えるのはミニ鉄板で焼いている最中。
味は・・・普通。
クソ小市民が相変わらずの申し訳ない偉そうな感想。
食べていると隣の男女の女の子から笑い声が聞こえてきた。
「いいなあ。俺もしたいなあ」
ついつい僕が発してしまう。
おそらく友人はいつもの事だと呆れたのか、他の事を考えていたのか、確かスルーだったような気がする。
しかし楽しそうな女の子の笑い声だった。
楽し「そう」というより本当に楽しかったのだろう。
一緒にいた男もイケてる感じでモテそうだった。
それからオムそばが到着。
友人がマヨネーズ嫌いなので別皿で。
太麺濃い味で僕は好きな味だった。
このぐらいのタイミングだったろうか。
右隣の女性2人がお会計。
僕らがタバコをスパスパ吸っていたのがうっとうしかったのも僅かながらあるのだろうか。
オムそばをムシャムシャ食し、少し待っているとお好み焼きが到着。
分厚いお好み焼きでしっかり蒸すため、作るのに時間がかかるのだろう。
オシャレな皿に乗ってきたものだ。
このお好み焼きは・・・普通。
ややヌルいのが気になったのと、特別フワフワでもなかったのでコメントに困る感じだった。
あと、ソースももっと欲しかったかな。
結局文句ばっかんじゃないか。
我ながらロクでもない奴だ。
このお好み焼きもバクバク食し、退店。
最初に書いた通り、僕らも含めてお客さんは3組み。
正直店内空いていた。
まあ当然といえば当然の事だが再確認させられた事がある。
お客さんが多ければいいという訳ではないが、お客さんの入り具合で料理がどうかとか接客がどうかとかは多少なりとも判断材料になるのではないかと思った。
「いや、オマエ本当に当然の事を言ってるだけじゃん」
そう思った方、本当にその通りだと思います。
このお店、店員さんもイケてる感じで、店内もいい雰囲気であった事には間違いないが・・・
あ。
これ以上僕のようなカスが上から目線の感想を述べてしまうとまた自己嫌悪に陥ってしまいそうだ。
この辺で体を清め、就寝に入らせていただく。