週刊少年ジャンプ風のドラマ「グランメゾン東京」
34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。
2019年10月20日(日)にスタートした木村拓哉さん主演のドラマ、グランメゾン東京。
初回は久しぶりのキムタク感満載で、その部分に注目させられた。
先日待ちに待った第2話を観賞。
第1話を観た時に、
「やっぱり木村拓哉はこうでないと!」
と感じて興奮しながらも、どこかムズムズしている自分がいた。
今回そのムズムズが解消された気がする。
なんなんだろう。
久々のキムタク感もあるが、それだけでないどこかワクワクする感じ。
ん!?
待てよ。
これはどんなドラマか。
主役が様々な能力を持った仲間を作っていくストーリー。
目標に向かって様々な困難をクリアしていくストーリー。
あ!
ジャンプ漫画だ。
ドラゴンボール、幽遊白書、ONE PIECE、NARUTO・・・
ジャンプの王道漫画のストーリーに盛り込まれる要素に共通する内容。
「仲間を増やして敵をやっつけていく」
「敵が仲間になっていく」
この内容に共通するのではないだろうか。
1つの大きな失敗(もしくは何者かに陥れられたかも)によって仲間を失った主人公が仲間を増やしていくというストーリー。
先に挙げさせていただいた漫画とリンクしてしまう。
仲間になるシーンや理由も似ている。
例えば初回に仲間になった沢村一樹さん演じる京野のシーン。
木村拓哉さん演じる尾花のためではなく、借金を肩代わりしてくれた早見(鈴木京香)のためにチームに加わると言うのだ。
これは尾花のためではなく、自分には自分の目的があるという見方ができる。
ONE PIECEでゾロが仲間になるシーンと少しダブる。
そして京野は尾花のライバル店であろうレストランgakuのスタッフだった。
あれ、もしかして。
敵が仲間になっていく漫画。
そう。
ちなみに幽遊白書の飛影も最初は幽助と敵対関係だったが、気がついたら同じチームで暗黒武道会に出場していた。
更には漫画NARUTOでも最初はナルトと我愛羅は別の国の忍者で仲間ではなかったが、これまた気がつけば共闘していた。
3話で距離が近くなった相沢(及川光博)も、尾花達を影から助けたであろう平古(玉森裕太)も仲間になっていくだろう。
そして尾花には早見に三ツ星を獲らせるという大きな目標がある。
これはルフィが海賊王になるという目標を持っている事と重なる。
【各漫画とグランメゾン東京を比較してみる】
・ONE PIECE:ルフィ→海賊王になる
・グランメゾン東京:尾花→早見に三ツ星を獲らせる
並べるといかに重なっているかが見て取れる。
各漫画と今回のドラマの主人公の違いは、悟空やルフィは完全に自分を曲げずに突っ走るのに対し、尾花は少しづつ変わっていくといったとこだろうか。
特に第1話では、
「料理に対しては人の意見を聞かない」
と言われていた尾花。
しかし3話では自分から相沢に意見を求め、それを取り入れていたではないか。
(ちなみに第1話では早見の意見を取り入れていた)
見る角度を変えると、
「ある能力が秀でた主人公を、周りの仲間が助けていく」
といったジャンプの王道漫画の路線ではないか。
ドラゴンボールやONE PIECEといったジャンプの王道漫画が好きな人は、是非このドラマ「グランメゾン東京」を観ていただきたいと思った第2話だった。