norinori53’s diary

日々感じる53(ゴミ)な事

懐かしく感じる方いますよね?体育祭。

34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。

 

僕には何かが原因で過去を振り返って浸ってしまうクセがある。

なぜか女性関係は全く振り返らないのだが。

つい先日も浸ってしまう出来事があった。

 

 

僕の職場の近所に高校がある。

先週仕事をしていると、その高校からアナウンスが流れる音が聞こえてきたのだ。

この時期になんだろう。

そう。

体育祭だ。

高校で体育祭を行なっていたのだ。

司会の各選手に移動を促す声、驚きを表現する声、そして歓声。

実際に現場は見ていないが、音を聞くだけで色んなシチュエーションが蘇る。

 

 

高校生の頃って・・・。

思い返すと17年も18年も前の話じゃないか。

オイオイ、自分の人生の半分ぐらい前って相当昔の話だ。

まずはそこに驚いてしまった。

自分では自覚がないが、もういい年なんだ。

 

 

中学の頃は野球部に所属し、成績優秀、運動神経も良かった。

多少活躍しても周囲は驚く事もなく、無難な体育祭だったと思う。

それが高校生になると部活動もせず帰宅部、普段ヘラヘラしていて、授業中は寝るわ、学校には頻繁に遅刻するわでただのダメなヤツ、のび太みたいなもんだった。

しかし、運動神経は衰える事もなく、クラスマッチやマラソン大会ではその辺の運動部とそう変わらない動きをしていたと思う。

そうなると周囲の反応は全く変わってきて、

「あの普段ダメなヤツがどうした」

といった反応をするのだ。

その期待を裏切る感じが面白かった。

帰宅部なのに運動部より足が早いというのがこれまたなかなか気分がいい。

普段のダメなヤツと運動した時との差、変化の幅が大きくておそらく過大評価されるのだ。

それもこれも大人になり、社会人となった今はほとんどなんの役にもたっていなく、ただの思い出となってしまっているが。

おそらく僕は期待を裏切るのが好きなんだろう。

だから出来るだけバカだと思われていたいというのがあり、それが身に染みてしまっている。

言い方が少し悪いが、ナメられているのが気分がいいのだ。

 

 

そんなこんなを思い出しながら体育祭のアナウンスを耳にしているとついつい浸ってしまう。

そして羨ましくなる。

若いっていいな。

ちょっと凹んだ後になぜだかエネルギーをもらった気がして頑張りたくなる。

後ろを少し振り向き、自分の位置を確認した後で走る。

あ、方向を間違えないように走らねば。

走るといってもこの大した事ないブログを書く事しかできない人間だが・・・

高校生達のおかげでなんだか活力が出てきた気がした5月の終わりだった。