新潟明訓高校野球部の長髪推奨は嬉しいニュース
34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。
先日、スマホでニュースを見ていると目に留まる記事があった。
なんと高校野球部に長髪を推奨するというではないか。
新潟明訓高校の野球部と言えば漫画ドカベンでモデルとなっている高校ではないか。
僕はなぜ高校野球が基本坊主なのかずっと疑問だった。
野球をやっていた中学生の頃、顧問の先生に何度か聞いた事がある。
「なんで高校野球は坊主なんですか?」(いや、タメ口だったかも)
「教育の一貫だからだ」
とか
「気を引き締めるためだ」
とか
「長髪の選手と坊主の選手が同じように一塁にヘッドスライディングしたら審判員はどっちよりな判断をすると思う?審判も人間だから多少なりとも坊主の選手よりになるだろう」
3つ目の会話が一番強く記憶に残っている。
確かにそれもある。
坊主が基本なのはなんとなくわかる。
それでも、それでも高校野球部が基本坊主という事に僕は納得していなかった。
漫画やドラマの見過ぎなのか。
納得できないまま大人になった。
前述にも書いた通り、僕は中学時代野球をやっていた。
ポジションはキャッチャー。上級生が引退してからの急造キャッチャーだが、それなりに楽しかった。
一応背番号2でレギュラーだったが、大した選手じゃなかった。
それも踏まえて高校で野球をしなかった理由は2つある。
1つは野球部に入ると野球だらけの高校生活になる事。学校にもよると思うが僕が進学した高校は有名な監督がいて、野球漬けの高校生活が目に見えていた。
2つ目は坊主だから。色気づきだした高校生に坊主で青春時代を過ごすのはコクだったのだろう。お前の野球に対する想いがそんなものだと言われたらそれまでなのがと思うが、同じような理由で野球を続けなかった若者はたくさんいるはずだ。
実際に新潟明訓高校は2つ目の理由でやめるのを防止のために長髪推奨にしたらしい。
現に坊主じゃなくても強い高校もある。宮城県の仙台育英高校は坊主じゃないが強豪校で甲子園の常連校である。
坊主じゃない高校を見ると応援したくなる。あだち充さんの漫画や「ルーキーズ」に感情移入してしまうのも坊主じゃないのが理由の1つとしてある気がする。
もちろん古き良き受け継いでいってほしい伝統はあると思うが、日本の不要な風習を見直す必要がある事が多々あるのではないか。
先週「スッキリ」でも取り上げていたが、校則で髪の色がやれ茶色だのスカートが短いだの過剰に取り締まるのもどうかというのが議題に上がっていた。
学校は世間は若いうちにルールを守るというのを植え付けるためだというが、個性表現が潰されるというデメリットもあるし、無理矢理締め付けるのも窮屈で仕方ないではないか。
例えばアメリカなんて色んな人が住んでいるから日本のような校則はできないと思うし、海外だともっと自由なはずだ。
やはり昔の大日本帝国時代の軍隊思想みたいなのがまだ残っているのではないかと思う。
頭髪で野球をやるわけではないのだから、自由でいいじゃないか。
将来ある若い子たちには色んな事を楽しんでほしい。
これから「高校野球は坊主」の定説がなくなってくれたら嬉しいと思った天気のいい土曜日だった。
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