婚活パーティー潜入レポート1

34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。

最初に書かせていただくが、僕みたいなカス野郎が少々生意気な発言をさせていただくと思うが、どうぞお許しいただきたい。

昨日、前から興味のあった婚活パーティーとやらに参加してきた。

参加年齢枠は25歳〜35歳。

未開の地、初体験なのでどんな空気なのか、どんな人が参加しているのか、楽しみで仕方なかった。

どんな事でも未経験には胸が踊る。

よりあえず気が合いそうで飲みにいけそうな人がいたらぐらいの心持ちだった。

しかし、天気はあいにくの雨。

果たして人は集まるのか。

期待と不安を抱えて僕は家を出た。

駅前のビルの高層階で開催、1人約5分、1対1のマンツートーク形式。

会場に行くまで少し手こずったが、時間通りには入場、受付を済ませる。

軽いパーテーションで区切られた、横並びに座って話をする形式のようだ。

着席し、自己紹介カードを記入。

ここで完全な失敗をしてしまった。

このブログに掲載したかったのに写真を撮り忘れてしまった事だ。

次回参加時には撮影、掲載させていただくので是非ご覧いただきたい。

記入欄は名前はもちろんの事、年齢、身長、出身地、職業、年収、趣味やマイブーム、お酒を飲むか飲まないかなど、初対面で話ができるような情報を書くようになっていた。

冒頭にも書いているが、僕には趣味がないので「食べ歩き、酒」と記入。

食べ歩きとは都合のいい書き方だ。

多くの人は外で食事するだろう。

見方によっては趣味がないのを露呈している。

記入が終わり、スタート。

1人目のお相手は確か29歳だったかな。

他愛もない話をしているとお互いの事がよくわからないままトークタイム終了。

最初は初体験でワクワクもあり、テンション高めで適当具合がすごかったと思う。

そして、2人目。

ここからどんな顔だったかも覚えていない。

5分ごとに男が場所を変わっていき、女性の隣に座って話をする。

本当に5分だったかどうかは定かではないが、正直短すぎた。

顔どころか何を喋ったかもほとんど記憶にないじゃないか。

5人目ぐらいから疲れてきて、話をするのも少しめんどくさくなってきてしまったのだ。

「これ疲れませんか」

中盤から後半にかけて開口一番この言葉が多かった気がする。

そして、自己紹介カードを見てもあまり話しをしたいことが思い浮かばない。

そう。

相手に興味がないのに話をしたい事なんて思い浮かぶはずないじゃないか。

あ、そういえば後半に差し掛かるあたりで、移動する席を間違えてしまった。

係員に注意されて本来座るべきはずの席に戻ったが、戻った時の相手の女性の嫌悪感丸出しの雰囲気は今でも記憶に残っている。

それでも顔は覚えてないのは言うまでもない。

あと、記憶にあるのは35歳バツイチ。

最初座った時のギラギラした威圧感はスゴかった。

それを見て僕はひいてしまったのだろう。

途端に相手の態度が変わる。

あれはキツかった。

僕は思った事、感じた事がダイレクトに顔に出てしまう。

いい年して情けない話だ。

そんなこんなでスタートから1時間ちょいが経過し、15人目まできて終了。

終わった頃には疲労感でボロボロだった。

話をする相手が目まぐるしく交代していく。

少し話をし始めたと思ったらまた情報0の相手と話をする。

スライム倒して少しレベルを上げたのに、またレベル1から始めるようなものだ。

そりゃ疲れる。

最後に、気に入った女性に男から自分のカードを渡し、女性は係員伝えで男に渡してもらう。

その後、第1希望から第3希望まで記入し、見事合えばマッチング成立！

といったシステムのようだった。

何枚かいただいたが、もちろん僕が誰かに渡すことも希望を書く事もなく、そのまま退室させていただいた。

そんなに興味もないのに1から関係を構築するのはエネルギーが必要だし、時間が勿体無い気もするからだろう。

ちょっとミスったのが連絡先を書いたカードをいただいたのにそれも返してしまった事だ。

どうやらあれは持って帰るものらしい。

相変わらずのアホ具合。

しかし、顔も覚えていないのに連絡をするはずもないので返却して正解だったのではないかと思う。

では、自分の事は棚に上げて、参加者層をとてつもなくザックリと書かせていただく。

女性は全体的にビジュアルも雰囲気も少し地味だったかな。

クラスで目立つグループにいそうな人はいなかった気はする。

参加年齢枠通り25歳〜35歳の女性が満遍なく参加していた。

偏見かもしれないが、やはり年齢が上がるにつれてギラギラオーラがスゴかったのは皆さんのご想像通り。

男は総合的にあまりイケてなかった。

女性以上に地味なメンツだったと思う。

中でも2、3人は今風な若者がいたが、おそらくあの感じはツレや上司ときて、ガチで結婚相手や彼女を探している感じではなかった。

ちなみに僕はイケてないが彼女を探していない。

相手もいなく、予定もないが欲しくもない。

ん？

うるさい？

確かに。

失礼しました。

人生初めての婚活パーティーに参加。

何度も書いている通りヘロヘロになったがいい経験になった。

一言で言うと、

「疲れたが楽しかった」

と言うのがシンプルで率直な感想。

1時間チョイで15人と話をするなんて仕事以外ではなかなかできない経験だろう。

他の形式の婚活パーティーもあるみたいなのでまた近いウチ参加してみたいと心に決意した土曜日の夕方だった。