norinori53’s diary

日々感じる53(ゴミ)な事

30代前半〜中盤の社会的価値とダメな典型

34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。

 

昨日、元同僚(ただの友達だが)と呑みに行った。

僕は結婚の承認にもなり、披露宴ではムービー制作、2次会幹事を行ったぐらいのかなり近しい友達だ。

彼は約1年程前に彼女と籍を入れ、3ヶ月程前に挙式を挙げた僕の一個下。

パリに1週間程新婚旅行に行っており、お土産を買ってきてくれていたのだ。

羨ましい限りだ。

そういえば僕も1年程前にヨーロッパ2週間旅行行ったな。

その時は東ヨーロッパだったので、次回は是非西ヨーロッパに行ってみたいと思っている。

そのためには仕事を辞めるしかない・・・。

と、虎視眈々と機会を伺っている。

30代中盤でこんな事考えるクズはそういないだろうが、今ここにいるのは事実なのだ。

ノリが完全に20代前半〜中盤じゃないか。

完全なるピーターパン症候群

どうやら治療薬はなく、治りそうもない。

 

 

それはそうと、その友達とコンビニで待ち合わせをし、まずは1軒目。

リーズナブルなイタリアン居酒屋へ入った。

入るやいなや、雰囲気の良さそうなおねーちゃん2人を発見。

「お!」

と思ったが、そんな僕らの気持ちとは裏腹に、そのおーねーちゃん達と離れた席に通された。

「何だよ。これじゃー声かけられねーじゃねーか」

と思ったが、と言うか確か口に出したが、ここでダメ具合が露呈される。

いけてるヤツはどこに座ろうが自分がトイレに行くタイミング等でサラッと声をかける。

ダメなヤツは自分の事を棚に上げ、うまくいかなかった原因を外部になすりつける。

今回の僕なんてその典型だ。

そこでは旅行話に、(僅かに)仕事の話、女性の話に盛り上がった。

 

 

その友達は仕事を辞め、有給消化中、就活中なのでその近況報告もあった。

どうやら何の資格もない、大した成果も上げてない30代は社会的価値は恐ろしく低いらしい。

業界を変えなければ多少は考慮されると思うが、変えてしまうと「多少社会経験のあるオッさん」のようだ。

「ウチに入社してもあなたより年下の人から指導、指示がありますけど大丈夫ですか?」

とか、

「ウチは募集が少なくて今回は1人のみの採用予定ですのでその辺お願いしますね」

とか、なかなか心をえぐられるような言葉を浴びせられたようだ。

そりゃ企業も中途半端なレベルのオッさん雇うより、吸収力のある若者を会社の戦力として迎え入れたいだろう。

わかってはいたが、リアルな話を聞くと身の毛がよだつ。

気持ちだけは若いが、世間からすると全く若くない。

話を聞いていると、僕も現状を突きつけられているようで心がズタズタになった。

そこで思い出した。

僕が新卒で入社した会社を辞めた時思ったことがある。

何の仕事しようか考えていたところ、

「あ、俺には何もねえな、社会的価値が低い」

そう思ったのだ。

あの時は26歳だったので、何もないなりに多少の若さはあったが、今はその若さもなく、本当に何もない。

やはり僕は人生詰んでいるらしい。

社会的価値が要らない僕だが、その時ばかりはゾッっとした。

それから結局おねーちゃんに声なんてかけられないままお店を退店したのは言うまでもない。

 

 

 

2軒目。

どこにしようか歩いていると、若くて可愛らしい感じの女の子がホールにいる店を発見。

あえて名前を出すが、がブリチキン。

奥に通され、周囲のお客さんは学生ばかりの若者ワールド。

完全に僕らはオッさんだ。

隣りの学生達はいい感じに酔っ払ってきて、店員さんの女の子と上手に絡んでいる。

ここでまた言い訳になるが、ハイテンションな雰囲気は僕らのフィールドではない。

1軒目同様、外的要因を理由にしてダメなのはわかるが事実なのだ。

僕らもちょくちょく店員さんに絡んだが、うまく絡みきれず退店。

ちなみに店員さんの年齢は18歳だったようだ。

半分ぐらいの年齢じゃないか。

そりゃ中途半端なノリのオッさんと話すより、アゲアゲの若者と絡んだ方が楽しい子の方が多いだろう。

 

 

 

最後に3軒目。

その友達と5年ぐらい前によく行っていたお店に行った。

あの頃は若い女の子達がホールで働いていたが、今は全員男、外国人ばかりだった。

そこでまた感じた。

自分の気持ちは変わってないが、世間は変わっていっているんだなと。

少し取り残されている気持ちにもなったが、変に浸ってしまう自分がいたのも事実だ。

僕も友達も飲み始めて5、6時間経過していたのでやや疲れ気味になっており、親の話やこれからの話という少しシッポリした雰囲気になり、1時前に解散。

 

 

 

これからどうなるんだろう。

大丈夫なのか。

このブログを書いていると更に不安は募ったが、時間は戻らないし、もはや出来る事も少ない。

結局、

「最悪選ばずに働ければ何とかなる」

という相変わらずの軽い考えに至ってしまうダメな34歳だった。