意識高い病とジモティーを活用して断捨離!
34歳、夢なし、趣味なし、希望なし。
2年程前だろうか。
僕と友人Sは「意識高い病」といった変な病気にかかり(実際にはそんな病名も病気もない)、自分達がこの先大きなビジネスをすると勘違いしていた。
当ブログではちょくちょく出てくるワードと内容。
そんな病気にかかっていたので客観的に自分の事なんて見る事ができない。
何もできないヤツがよくしてしまう行動に走る。
「形から入る」
僕達はとりあえず雰囲気を作ろうとしたのだろうか。
当時の心境までは鮮明に覚えていない。
まずはホワイトボードを買いに行った。
IT系の会社でよく置かれている事は皆さんも想像がつくかと思う。
イメージとしてはこちらのドラマ。
わかりやすくて面白いドラマなのでご覧になってない方は是非一度観賞していただきたい。
このドラマで壁に目標や社訓を書くシーンが度々あった。
それに感化されたのだろう。
30台前半にして恥ずかしい、小学生と同じレベルの思考回路。
そして購入時の店を出た後の雰囲気はハッキリ覚えている。(言葉は一字一句覚えていないが)
ホワイトボードを購入した時に友人Sが放った言葉。
「まあ今の俺達にはこれぐらいにしておこう。できることが増えてきて、大きくなってからもっと立派な物を手に入れよう」
いやいや。
まずこの時点でホワイトボードを購入している時点でちょっと頭がイカれているだろ。
お前らに何ができる。
2人共病魔に犯されていたのでそんな事には気づかない。
他にも購入したものがある。
サブディスプレイ。
メインパソコンの横に縦型のサブディスプレイを置いてプログラムの勉強をするためだ。
すぐ形から入りたがる。
典型的なダメなヤツ。
自分の能力を棚に上げて道具のせいにする。
我事ながら救いようがない。
思い返すと酷い。
セミナーに参加しただけでやっている気になる。
すぐに環境のせいにする。
「東京だったらもっとイベントあるのにな!」
自分が何もできないことを全て棚に上げ、あーだこーだ理由をつける。
結局何も作っていないし、何もしていない。
おそらく自分達に可能性がない事を信じたくなかったのだろう。
現実が見えてなかった。
他にも購入した物はあるが、そこは割愛させていただくとして、病気から冷めてこの道具達が不要になった後の話をさせていただく。
約1年程だったろうか。
僕達は変な病気から目が覚めた。
病気から覚めると、ホワイトボードやサブディスプレイは場所をとる不要な物に化した。
元々不要だったのだが、病気のために気づかなかったといったとこだろうか。
どうしよう。
おそらく粗大ゴミだが、日にちも決められているし、なかなか面倒。
そこで友人Sが最高の案をくれた。
ヤフオクやメルカリの直渡し版。
受け渡し場所をザックリ指定して出品する。
発送のパターンもあると思うが、その辺は前述したヤフオクやメルカリの主戦場となっているので多くの方が直接渡さないと難しい、家具等が多いのではないかと思う。
ちなみに物を売る以外にも使われている。
例えば捜索や呼びかけ。
なんて便利なシステムなんだ!
人々の生活を豊にしている。
僕達はこういったシステムを作りたかったのだが、悲しいかなそんな能力はなかったようだ。
まずはホワイトボードから出品。
確か20000円程だったので相場を調べて10分の1程度の2000円で出品した。
出品するとすぐさま問い合わせが入り、すぐに受け渡しにまで至った。
最初はどんな人が来るのか不安だったが、感じの良い方が来てくれた。
サラッとやりとりも終わり、あっという間にウチからホワイトボードがなくなった。
なくなって気付いたが、かなり場所をとっていたようだ。
心が晴れた。
それからしばらくしてディスプレイの調子が悪くなった。
直すのも手間だし、おそらくそんなに必要じゃないのかも。
そう思い、ジモティーに出品。
画面がつかないディスプレイなんて僕のような低スペック人間にはゴミでしかない。
そんな物を引き取ってもらうのだから0円で出品。
こちらも割と早めに引き取っていただける方が見つかった。
おそらく自分で直すのだろう。
能力がある人が羨ましい限りだ。
こうやって意識高い病の時に購入したグッズはあっという間にウチから姿を消した。
それから何度かジモティーを活用させていただいたが、僕の取引相手になっていただける方はみんな良い人だった。
僕の値付けがやや安価な事もあるとは思うが、割とサクッと引き取り手が見つかったのもありがたかった。
正直最初はどんな人が来るかドキドキしていたが、世の中捨てたもんじゃない、良い人もいっぱいいるではないか。
高圧的な人もいなく、こちらに車で来るまでマメに連絡をくれ、皆さん笑顔で品を持って帰ってくれた。
ありがたい話。
ちなみに心のどこかで女子大生とかこないかなーとかクズみたいな考えもあったが、今のところ遭遇はしていない。
まあ基本は車が必要なパターンが多いのでその可能性は低いか。
そうはわかってはいてもついつい期待してしまうこのクズ加減がもう治らないだろう。
大きな家具や家電で不要な物がある方は是非この「ジモティー」を活用してはいかがだろうか。